エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

地元・岡崎で説明会

愛知県 新型コロナ専門病院開設に向け

愛知県は21日、岡崎市立愛知病院を県立の新型コロナウイルス感染症の専門病院として開設することについて、同院敷地内にある県立愛知看護専門学校で地元向けに説明会を開いた。新型コロナの感染拡大防止のため、同院周辺の学区総代や小中学校の関係者ら約40人に出席者を限定して行われた。()

松本一年(かずとし)県顧問、鵜飼司県保健医療局健康医務部医療計画課長、上田智広同部医療計画課担当課長の3人が、専門病院の概要や17日に行った計画発表までの経緯を説明した。市立愛知病院が選定された主な理由として、感染症指定病院で結核病床があるため減圧室などのウイルス拡散を防ぐ設備が整っている点や、新築より整備費が低く抑えられる点があると言及。「県から市に愛知病院の活用を申し出た。4月から病院開設に向けて協議し、大筋で合意したため発表した」と話した。

専門病院では愛知県内全域から中等症の患者と軽症の高齢者を受け入れる。県では現在、軽症患者は自宅か県が借り上げた宿泊施設で療養し、重症患者は大学病院などの規模の大きい病院に入院するようにしている。中等症患者や重症化するリスクが高いとされる軽症の高齢者を専門病院で受け入れ、規模の大きい病院の負担軽減につなげるという。

説明後は質疑応答の時間が設けられ、参加者からは院内や医療従事者の感染予防対策や患者の入退院時の移動手段などに関する質問が寄せられた。

また、出席人数が限られたため、ほかの地域住民らへの情報発信について、県担当者は「早急に議事録を作成し、県ホームページで確認できるようにする」と回答。別の参加者からは、説明会に関する問い合わせ窓口や、地域住民に説明するための資料などを要望する声もあった。

参加者からは「内容はよく理解でき、安心した」「議事録を参考に周辺に説明したい」といった声が聞かれた。

ページ最初へ