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東海愛知新聞

事故死者数昨年超え

岡崎署管内上半期統計 詐欺被害1人当たり増

今年も残すところ4カ月半。このほど、岡崎署管内(岡崎市、幸田町)の上半期(1〜6月)の交通事故発生状況と、犯罪発生状況を取材した。事故件数全体は減少しているが、死者数は増加。犯罪件数も全体は減少しているものの、特殊詐欺の1人当たりの被害額は増加。盆休み期間中は新型コロナウイルス感染症とともに警戒が必要だ。()

同署交通課によると、6月末の人身事故件数は596件(前年同期比220件減)と減少しているが、死者数は6人(同3人増)と増加している。愛知県全体でも同様のケースがみられる。原因は、コロナ禍で交通量が減ったことによるドライバーの無意識のうちの速度超過などが挙げられる。同署管内では8月11日までにさらに死者が3人増加し、9人となっており、昨年1年間の死者数8人(統計史上最少)を既に超えた。

同課は6月6日と7月7日に発生した、高齢者が横断歩道を通行中に乗用車にはねられて死亡した事故について「4、5月はコロナ禍により人と車の動きが減っていたため、注意力が散漫になったのではないか」と重くみている。「車を運転する際は思いやりの心が大切。コロナ禍で街頭キャンペーンなどの人を集めた活動ができない中で、安全運転などの意識向上が課題」と話している。

同署生活安全課によると、刑法犯認知件数は7月末現在で1050件(前年同期比242件減)。侵入盗は109件(同22件減)で、そのうち住宅侵入盗は63件(同4件減)。窓ガラスを割られて侵入されるケースが増加している。

また、特殊詐欺認知件数は12件(同3件減)で総額約2700万円(同約100万円減)と減少しているが、1人当たりの被害額は増加している。7月18日には、70代の女性が1433万円をだまし取られる被害に遭った。

同課は「お盆休みの期間に、家族や親戚などと防犯について話し合ってほしい」と呼び掛けている。また、管内の犯罪発生状況とコロナ禍の関係については「特に明確なものは確認されていない」としている。

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