東海愛知新聞バックナンバー
 12月23日【日】
インディーズムービーフェス
「核、弾頭」に投票を
愛産大OBの林さんが監督

岡崎市岡町、愛知産業大学の卒業生、林一嘉さん(25)=名古屋市緑区=が製作した映画「核、弾頭」が、第10回インディーズムービー・フェスティバルの一般ムービー部門にノミネートされた。同フェスティバルは来年6月末まで映画を見た人から投票を受け付け、グランプリに決まると企業のバックアップで映画が製作できる。林さんを支援する人たちは、「岡崎の大学出身者からメジャー映画監督を」と投票を呼びかけている。

林さんは高校生時代から映画に興味を持った。愛産大時代にも撮り続け、これまでに22本を製作した。現在、同大学デザイン科でアシスタントを務めている。

「核、弾頭」は、復讐を誓った少女と過去を背負った一匹狼の青年の物語。林さんと、放送中のNHK朝の連続小説「ちりとてちん」に野口順子役で活躍している宮嶋麻衣さんが出演している。「アクションもあるけれど、ヒューマンドラマです」と林さん。上映時間は53分。

同フェスティバルの一般ムービー部門には212点の応募があり、このうち林さんの「核、弾頭」を含む20点がグランプリをめざしてノミネートされた。県内では林さんの作品のみ。

そんな林さんを支援する後援会の発起人代表が、岡崎のタウン誌「リバーシブル」編集長の浅井朋親さん(33)。「林さんはまじめで、感性が監督にぴったり。編集などの技術力もあり、大きく育ってほしい」と期待するとともに、「ぜひ『核、弾頭』を見て、投票してほしい」と力が入る。

「核、弾頭」は有料テレビ放送、スカイパーフェクTVの衛星劇場で見ることができるほか、今月28日から一部のレンタル店でレンタルが始まる。

また、林さんの後援会の発足会が1月19日午後1時から愛知産業大学で開かれ、これまで林さんが製作した映画が上映される。





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