東海愛知新聞バックナンバー
 12月20日【木】
情報冊子を1月創刊
中高生に分かりやすく
自然科学研究機構・生理学研究所
岡崎市

岡崎市明大寺町の自然科学研究機構・生理学研究所は19日、研究内容や成果などを掲載した一般向けの情報冊子「せいりけんニュース」を来年1月に創刊し、隔月で7千部発行すると発表した。どんな研究をしているかを知ってもらい、子どもたちに研究への関心を持ってもらうのが狙い。
 ポスター感覚で写真を多用し、市民や中高生に目で楽しめ、分かりやすい紙面づくりを展開するという。  創刊号では今年度、文部科学省の表彰を受けた同研究所の最新顕微鏡技術を紹介。次号の3月号以降は東京大学でゼミを持つサイエンスジャーナリストの立花隆さんの学生が、サイエンスライターの勉強を兼ねて編集を担当する。
 冊子は、市内の小中学校や研究所近隣の高校、看護学校、市役所などに配布していく。

女性研究者や職員で「子育て支援ネット」

自然科学研究機構・生理学研究所は、子どもを持つ20、30歳代の若い女性研究者・職員が子育てに関する情報を交換する「子育て支援ネットワーク」を設立した。
 妊娠、出産、出産直後の育児で研究などから一時離脱せざるをえない女性研究者・職員に対する支援の1つで、同研究所の宮田麻理子准教授が立ち上げた。所内の母親10数人が加入しており、メールで子育ての情報を交換する。今後、研究所外部の子育て支援組織との交流も視野に入れているという。
 自然科学研究機構内には、全国の研究所でも数少ない保育園があり、女性研究者・職員の0零歳から5歳児までの子どもが入園している。定員は13人。
 また、同研究所では女性の客員教授や新任准教授の採用にも積極的に力を入れている。





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