■オリジナル曲 初披露
岡崎グランドポップス定演で歴史など若者にアピール
八丁味噌と愛知環状鉄道
八丁味噌(みそ)と愛知環状鉄道の歌が、岡崎グランドポップスオーケストラの定期演奏会で、一般市民に初披露される。岡崎のすばらしい歴史と文化を若者たちにも伝えようと志賀為利さん(82)=名古屋市熱田区=が作詞、同オーケストラの音楽監督・深谷英治さん(60)=岡崎市竜美台1=が作曲した。定期演奏会は21日午後1時30分から市民会館で開かれる。
若いころから詩や文章を書くのが好きな志賀さんが、「八丁味噌唄(うた)」「愛環鉄道讃(さん)歌」の作詞に取り掛かったのは昨年初めから。
出来上がった詞を同じ岡崎ライオンズクラブ会員の深谷さんに見せ、作曲を依頼した。
「八丁味噌唄」には、矢作川を上り下りする川舟のイメージや天下を取った三河武士の名前も入れた。
「愛環鉄道讃歌」では、猿投山、御岳山など沿線の風景や、自動車関連企業の元気さが全国的に注目される“産業愛知”も強調した。
志賀さんの詞を初めて読んだ深谷さんは「岡崎の歴史や現在の環境を読み込みながら、若者へのメッセージを伝えるもの」と感じたという。
「『八丁味噌唄』は力強い応援歌のようなリズミカルな歌。『愛環鉄道賛歌』はレトロな演歌調に仕上がった」と深谷さん。
既に同オーケストラの内輪の会で披露されているが、一般市民には定期演奏会が初めて。「みなさんの反応を見てみたい」という志賀さんは当日、舞台にも上がることになっている。
岡崎グランドポップスオーケストラは、全国でも唯一の弦楽器を中心にしたアマチュアのポップス楽団として知られる。定期演奏会では2曲のほか、映画「パイレーツ オブ カリビアン」のメドレー、ベートーベン「交響曲第七番」とラフマニノフ「ピアノ協奏曲第二番」の“のだめバージョン”、「千の風になって」「北海道シンフォニー」などを演奏。岡崎ジュニアコーラス「ジョリフィーユ」が賛助出演する。
入場料は1,200円(当日1,400円)、小中学生500円(700円)。チケットはチケットぴあ(Pコード271―621)などで販売している。
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