■岡ビルで研究成果発表
愛産大の学生「駅と川を結ぶ再開発」
愛知産業大学の学生がこれからの東岡崎駅周辺を学生の視点から考えた「東岡崎駅北側地区整備計画に関する研究展示」が27日、同駅のある岡ビル3階で始まった。
造形学部建築学科の四年生が、「駅と川を結ぶ再開発」をテーマに今年4月から取り組んできた課題を発表した。東岡崎駅から乙川までのエリアを魅力的な都市空間として再編する設計演習のうち、5つの優秀作品を展示している。課題の対象となった駅ビルに研究の成果を展示することで、学内だけでなく、駅の利用者や地域住民に見てもらい、意見を募る。
会場には、裏露地にテーブルやベンチなどコミュニケーションのできる空間を取り入れた「Ekimae Uradouri Project」や、駅前のロータリーと丁字路を地下で通し、地上は歩行者専用の広場を提案する「Uneven」など、提案の図面や模型が並んでいる。
同大講師の三矢勝司さんは「駅の整備計画があることを知り、学生たちにも関心が高かったので課題にした。多くの人に見てもらい、学生たちに助言や意見をしてほしい」と話している。
同展は10月5日まで。5日は、出展学生による発表、来場者との意見交換などを行う。
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