東海愛知新聞バックナンバー
 9月26日【水】
環境緑化で県知事賞
人工林整備やササユリ保護
岡崎市形埜小

 岡崎市形埜小学校が、学校関係緑化コンクール(県、県緑化推進委員会主催)学校環境緑化の部の小学校部門で特選に選ばれ、県知事賞を受賞した。また岡崎、常磐東の両小学校と、中学校部門で額田中学校がそれぞれ入選し、県教育委員会賞を受賞した。
 市北東の山間部に位置する形埜小は、学区の東西に乙川が流れ「日近の里」で知られる地区にある。環境緑化教育では、児童たちの目標を「環境に親しむ」「環境にかかわる」「環境に働きかける」に分けて行っている。
 「木の芽学習」と名付けた総合学習では、学校に隣接した人工林で、6年生と保護者が間伐や遊歩道の整備を行い、遊び場などにも活用。またササユリの里育成会の指導によるササユリの里づくりをはじめ、ヤママユガやカブトムシの飼育、シイタケ栽培などにも取り組み、自然案内看板も作っている。
 一方で、祖父母と野菜を栽培したり、特別養護老人ホームへのプランターの寄贈、園児を招いたドングリパーティーなどを開いたり、自然を生かした地域との交流も実施。学区内の自然を通して、児童たちの自然に対する意識の向上を目指している。





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