「感謝」の売り尽くし
西武岡崎店 20日まで絵画・工芸市
4階の催事場 最大5割引き
岡崎市戸崎町の西武岡崎店で15日、著名な作家やメーカーの美術品を集めた「絵画・工芸売り尽くし市」が始まった。20日まで。
同店では4年前から毎年、約100点を展示販売する絵画展が開かれてきた。8月末で閉店することから、最後となる今回は同店4階の催事場に版画や日本画・洋画に陶磁器・ガラス工芸品を加え、約300点を展示した。
絵画は荻須高徳や藤田嗣治、ベルナール・ビュッフェ、村上隆さんらが名を連ね、工芸品は13代柿右衛門や13代今右衛門、オールドバカラなどが並ぶ。価格は通常より最大5割引きに設定した。
同店の担当者は「出身作家が多く、美術館が充実している三河地方には造詣の深い方が多い。いろいろ取りそろえているので楽しんでもらいたい」と話している。
28日から8月末までは3階のアートギャラリーでも一部を展示する予定。
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アートギャラリーでは7月20日まで、「工芸いいもの探訪展」と題し、著名・人気作家の陶磁器類を展示している。
人間国宝の井上萬二さんが焼き上げた有田焼のつぼをはじめ、花瓶、酒器、盆、花器、茶碗など約80点を展示。価格は通常より2〜5割引きとなっている。主催者は「文化的に豊かな三河地方の方に楽しんでもらえたら」と話している。