岡崎で土砂崩れ
大雨の影響か 市道が通行止めに
9日午後7時ごろ、岡崎市岡町の竜泉寺川沿いの民有地にあるコンクリート製擁壁が崩落した。擁壁の破片が竜泉寺川に落下し、川沿いの市道岡竜泉寺川堤線に土砂が流出した。市は、同日午後8時から市道の崩落地点を含む南北約270メートル区間を通行止めにした。規制の解除時期は未定。(横田沙貴)
市道路維持課によると、擁壁が崩れた範囲は高さ約10メートル、幅約20メートル。道幅2.5メートルの市道は1.2〜2メートルほどの高さまで民有地の土砂で覆われている。けが人や周囲の住宅への被害はない。
崩れた原因は不明だが、擁壁は築30年以上経過。8、9日の大雨の影響を受けた可能性もあるという。
同日午後7時ごろ、近隣住民から市災害対策本部に擁壁崩落の通報があり、駆け付けた市職員が現地を確認。地元住民の目撃情報から、通報と同じ時間帯に崩落したとみられる。市道は通行できる状態ではなかったため、通行止めを決めた。
崩落地点は、名鉄美合駅から西に約750メートルの住宅地にある。北東には国道1号が通っている。市道の川向かいの道路は通行可能となっている。