感染リスク、コスト減
岡崎・JCL 顔認証付き検温器取り扱い中
岡崎市柱4の自動車販売業「ジャパンセンターリース(JCL)」がこのほど、顔認証付き検温器「クイックハイジーンターミナル」の取り扱い(リース、販売)を始めた。
同社によると、クイックハイジーンターミナルは、AI(人工知能)を開発する米国のベンチャー企業「ドットブラボー」が、コロナ禍で普及したピストル型検温器による検温者の感染リスクや人材コストの軽減を目的に開発した。
台座を含めた端末の大きさは高さ約38センチ、幅約16センチ、奥行き約20センチで、OSはグーグル社のアンドロイドを使用。体温センサーが、35〜60センチ離れて画面を正面からのぞいた人の額部分の体表温度を1秒で計測し、あらかじめ設定した体温を基準に「正常」と「異常」を判定する。端末のみを置いた状態で検温できるため、ピストル型検温器を手に持って検温する人は不要となる上、100人の検温を約3分20秒で行う。
JCLでは、アフターケアや保険対応、4年に1度の端末交換などのサービスを含めて月額9900円でリースする。通常の販売価格は1年間のメーカー保証付きで34万6500円。100万円を超えるサーモカメラも珍しくない市場では安価という。
長澤拓宜社長は「従業員を感染リスクから守るほか、勤怠管理にも活用できる。機能が生きるアフターサービスを提供したい」と話している。
問い合わせは、同社(55—2022)へ。