健康増進、スポーツ振興
岡崎市龍北総合運動場 来月4日グランドオープン
岡崎市真伝町で整備中の「岡崎市龍北総合運動場」が7月4日、グランドオープンする。一部施設は既に利用が始まっているが、この日から全ての施設が利用できるようになる。オープン日は関係者による開場式典と一般向け内覧会が行われる。(横田沙貴)
1968(昭和43)年にオープンした旧愛知県岡崎総合運動場。県の行政改革の一環で同市へ移管され、市が整備を行った。
敷地面積は約21ヘクタール。全天候型陸上競技場「龍北スタジアム」、砂入り人工芝のテニスコート8面、市内初のロングパイル人工芝のサッカー・ラグビー場、車椅子でも利用できるアーチェリー場などがある。
駐車場は普通車用で常設419台、臨時を含めて1534台分、大型バス用8台、マイクロバス用7台分を整備。園路を使ったジョギングコース(700メートル、800メートル、1200メートルの3コース)、健康教室などを開催できる「軽運動室」、クラブハウスも備えられている。
敷地中央部の龍北スタジアムは、県営時代の第4種から格上げ。トラックに全天候型ゴムチップウレタン舗装、インフィールドに天然芝を採用。サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の公式試合もできるようにした。収容人数はスタンド約1000人、芝生席約4000人。
整備事業にはPFI(民間資金活用による社会資本整備)を導入。酒部建設(同市日名中町)を代表企業にした特別目的会社(SPC)「龍北スポーツサポート」が改修と2035年3月31日までの管理を行っている。契約金額は58億2481万円。
市民への貸し出しのほか、7月18日からは「岡崎市中学校市長杯総合体育大会」(市長杯)の競技会場として利用される。今後は市民の健康増進とスポーツ振興に向けた企画も計画されるという。
開場式典は、県や市、地元の関係者のみ出席。主催者(市)や来賓のあいさつ、テープカットが予定されている。一般向けの内覧会は、午前11時30分〜午後3時に自由に施設を見学できる。事前予約不要。