離れても 心は密に
岡崎市 スリーハート宣言発表
“3密”は避けても心は密に—。岡崎市は5日、国が推奨する「新しい生活様式」に基づいた生活を前向きに送ることができるようにと、3つのスローガンからなる「スリーハート宣言—心は密に」を発表した。(横田沙貴)
宣言は
- 思いやりのある行動(感染対策はまわりへの思いやり)
- ありがとうの気持ち(頑張ってくれている人たちへの感謝)
- 笑顔を忘れずに(前向きな気持ち)
—で構成。精神面を重視した取り組みを提案している。
スローガンを広く周知するため、2014(平成26)年3月から市が使用しているシティプロモーションのロゴマークを基に「メインビジュアル」を作成。徳川家の家紋・葵紋のように配置された3つのハートマークの内部に
- 1. を示すハートと手
- 2. を表す花を持つ手
- 3. を表す笑顔
を描き入れた。今後は、市ホームページやシティプロモーションホームページの「岡崎ルネサンス」、市の発行物で紹介するという。
また、オカザえもんのメッセージ動画が岡崎ルネサンスや無料動画投稿サイト「YouTube」で公開されている。担当職員は「3密を避けることで、心の距離まで離れてしまうのではないかという不安があった。新型コロナウイルス感染拡大の事態が収束しても、『心は密に』という考え方は必要になる。宣言を機に、身近な人や物事の大切さに目を向けてほしい」と話している。