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東海愛知新聞

感染リスク軽減へ

NTPホールディングス 岡崎市に移動専用車両2台

自動車販売業などのNTPホールディングス(名古屋市熱田区、小栗一朗社長)は28日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のためにと、「飛沫循環抑制車両」2台を岡崎市に無償貸与した。同市保健所が管理し、新型コロナの感染者や、感染の疑いがあるが、自家用車で帰国者・接触者外来に行くことができない人向けの送迎用として利用される。()

車両はトヨタ「エスクァイア」。運転席・助手席と後部座席の間にビニールシートが隙間なく張られ、運用時はわずかに後部座席の窓を開けて走行し、空気循環させる。貸与期限は12月28日。

現状は自力で帰国者・接触者外来に行けない市民らに対しては保健所職員が小型の車両(簡易な間仕切りあり)で送迎しているが、密接・密閉空間になることから、職員の感染リスクが高いとされている。

市役所西庁舎でこの日、小栗社長が内田康宏市長にレプリカキーを手渡し、車両を引き渡した。小栗社長は「少しでも岡崎市民の役に立てることを願っている」と話した。

車両の引き渡し後は同保健所の服部悟所長らが、感染防止対策を盛り込んだ「新しい生活様式」を紹介。市民ができる基本の対策に

  1. 身体的距離の確保(できるだけ2メートル)
  2. マスクの着用
  3. 手洗い

—を挙げ、「まめに手洗い きちんとマスク」という合言葉を発表した。

また、屋外で人と距離が確保できる場合は

  • マスクを外す
  • マスク着用時は負荷のかかる作業・運動を避ける
  • のどが渇く前に水分補給

—といった熱中症対策も公表した。

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