距離の確保など徹底
イオンモール岡崎が営業再開
岡崎市戸崎町の商業施設「イオンモール岡崎」の専門店やレストランなどが18日、営業を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月18日から臨時休業していたが、感染拡大防止策を徹底し、1カ月ぶりの営業を実現させた。(竹内雅紀)
当面は、専門店が午前10時〜午後7時、レストラン・フードコートが午前11時〜午後8時(一部店舗で休業や時間変更あり)の時間短縮営業。イオンシネマ岡崎と西武岡崎店(食品売り場を除く)は引き続き休業となる。
館内ではさまざまな対策を実施。具体的には
- 0.5秒で検温できるAI(人工知能)顔認識技術と赤外線カメラによる体温測定機設置
- 吹き抜け部分の館内換気システムで空気の循環促進
- 「キープ ディスタンス」(距離を保とう)と書かれたイラスト付き文字をエスカレーターに貼付
- 2階のインフォメーションに飛沫感染予防のアクリル板設置
- トイレは1つ置きの使用
- エレベーター内に足の踏み場を四隅に設置
- フードコートの席数を半減(400席に)
—など。また、独自のセンサーにより、顧客の混雑度が一定数を超えた場合には入場制限を行う。
平日には平均3〜4万人、土日祝日には5万人が来館するとあって、感染拡大防止対策に余念がない。岡本隆之ゼネラルマネジャー(47)は「安全、安心、快適を重視した施設を目指しているが、安全面はフェーズが変わった。より意識して強化に努め、安心して来店していただけるよう取り組みたい」と話す。
幼い娘2人と来館した30代女性は「久しぶりに専門店で買い物ができてうれしい」と笑顔だった。
スーパーの「イオン岡崎南店」ではこの日から「食べて応援! 愛知を元気に!!」と銘打ち、愛知県内を中心とした地元農産物70品目を特別価格(通常の3、4割引き以上)で販売。消費拡大と地域の活性化を目指す。24日まで。