修了式は中止 19日の小学校卒業式は実施
岡崎市教育委員会は13日、24日に予定されていた公立小中学校の修了式を中止することを決めた。市内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことや、WHO(世界保健機関)から同感染症がパンデミック(世界的流行)になっているという認識が示されたためで、感染症の流行などを理由に実施されないのは初めて。19日の小学校卒業式は、感染防止対策を一層強化して実施する。
修了式は児童・生徒の出席を任意にしていたが、多数の児童・生徒の集合が予想されたため、中止を決断。通知表は23〜26日の間に、各校で手渡す。各校で児童・生徒数などに応じて日数や手渡す場所を分け、小学校は児童と保護者、中学校は生徒に来校してもらう。家庭訪問での配布も感染リスクがあるため、登校してもらう形にしたという。転校や一人家庭などの特別な事情がある場合は、個別に対応する。
卒業式は、感染拡大防止のため風邪のような症状がある場合は参加しないよう呼び掛け、アルコール消毒液を可能な限り設置。学校の規模に応じて、参加人数を抑える、椅子の間隔を空ける、式典全体の時間短縮といった対応を取るとしている。また、「時間をずらして学級ごとに式典を開くことも認める」としている。