3555人巣立つ
岡崎市内で中学校卒業式
新型コロナウイルス感染予防で簡素化
岡崎市内の公立中学校20校で3日、卒業式が行われ、3555人(男子1811人、女子1744人)が学びやを巣立った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休校中の各校は、内容変更や規模縮小で卒業生を見送った。(横田沙貴)
224人が卒業した葵中では、卒業生と教職員、保護者、PTA会長、在校生数人が出席。
- マスク着用
- 来賓はPTA会長のみ、祝辞は印刷して配布
- 体育館の窓や扉を開けて換気
- 国歌斉唱なし
- 保護者の教室立ち入りなし
—といった対策が取られた。
その一方で、「生徒の思い出に残る式にしたい」と、都筑祐一校長が生徒1人1人に卒業証書を手渡した。また、校歌や「仰げば尊し」など3曲を合唱。式後は、同校の伝統にもなっている風船飛ばしが行われた。
卒業生は「後輩がいないのは寂しいが、最高の思い出になった」「卒業式がなくなったところもあると聞いたので、みんなで卒業式ができて良かった」と笑顔だった。