乙川の利活用評価
岡崎の団体が「手づくり郷土賞」認定
岡崎市中心部を流れる乙川の利活用を進める「おとがワ!活用実行委員会」(井上徹委員長)が国土交通大臣表彰の「手づくり郷土(ふるさと)賞」に認定された。31日には同市役所で認定証授与式が開かれ、勢田昌功国土交通省中部地方整備局長から井上委員長に認定証が手渡された。(横田沙貴)
自治体と進めた地域づくりで地域ならではの魅力や個性などを生み出した団体の努力をたたえる制度。今回は応募のあった38件のうち、20件が選ばれた。
同実行委は、市民や民間事業者が主体になった乙川河川敷の利活用に向け、2016(平成28)年度から社会実験「おとがワ!ンダーランド」を実施。キャンプ体験会、ナイトマーケット、結婚式、マラソン大会といった多彩な取り組みを展開した。18年度には1年間で64日間イベントを実施した。
同局によると、
- 活動で周辺の公共空間とも連携し、多様な利活用が行われている
- エリアマネジメントと連動しており、継続的な発展や可能性に期待できる
- 地域経済への波及戦略がきちんと構成されている
—といった点が評価されたという。
井上委員長は「乙川への熱い思いを持つ皆さんで取り組んできたことが認められてうれしい。この取り組みを長く続けられるよう頑張りたい」と話した。