内藤ルネ展 終了前に大台突破
岡崎市美博 碧南の小澤さん夫妻
岡崎市美術博物館で開かれている同市出身のマルチクリエーター内藤ルネの回顧展「Roots of Kawaii 内藤ルネ展—夢見ること、それが私の人生」(2019年11月23日〜20年1月13日)来場者数が8日、1万人を突破した。同館によると、現代作品を扱う展覧会では初めて。(横田沙貴)
1万人目は、碧南市の小澤吉亮さん・範子さん夫妻。2人には「ルネガール」を模した人形とルネが監修した陶製品セットが記念品として贈呈された。
ルネ展については、吉亮さんが新聞記事で知った。範子さんが幼少期にルネが手掛けたキャラクターグッズやシールを持っていたことから関心があり、19年12月5日に範子さんが1人で来場した。回顧展が終了する前に夫妻で足を運んだという。
吉亮さんは「1万人目と聞いて本当に驚いたが、うれしい。来たかいがあった」、範子さんは「記念品の人形は、家に飾ってしっかり管理したい」と話した。
同館によると、同展には多い日で1000人以上が来場。年末年始の休館期間が明けた1月4日には、1日当たりの来場者数が最多となる1064人を記録した。
1996(平成8)年の開館からこれまでで最も来場者数が多かったのは、イタリアの画家カラヴァッジョの作品を集めた企画展「カラヴァッジョ」(2001年12月22日〜02年2月24日)で4万2885人だった。