2019年もあと3日。各地の社寺で来年の干支「子(ね)」があしらわれたお守りや絵馬、熊手や破魔矢などといった縁起物が用意され、初詣客を迎える準備が進められている。岡崎市と幸田町の社寺で年末年始にある主な行事・祭事を紹介する。(横田沙貴)

伊賀八幡宮(伊賀町、斎藤徳蔵宮司)

大晦日午前10時から年越の大祓(おおはらい)。日没後に本殿をライトアップする。元日午前0時に太鼓が打ち鳴らされた後、破魔矢、熊手、絵馬などの販売と甘酒の接待が始まる。9時から歳旦祭。20日午前10時から、1年間の吉凶を占う神事「武者的神事」。

一畑山薬師寺(藤川町、大峠泰信管長)

ジャンボ門松が参拝者を出迎える。大晦日午後11時30分から除夜の鐘つき。元日午前0時から新春開運特別祈祷。また、独身の男女先着1500人にシジミの貝で手作りされた「良縁貝守り」を無料配布する。7時ごろには同市指定文化財の牛乗山でご来光(初日の出)が見られるという。5日午前10時から、約6トンの大鏡餅を分けて参拝者に無料配布する。

岩津天満宮(岩津町、服部憲明宮司)

大晦日午後11時から除夜祭。元日は午前0時から天神太鼓の演奏や甘酒の振る舞い、9時から歳旦祭。3日午前8時からは元始祭がある。4、5、11、12、13、18、19、25、26日は受験生向けの祈祷などを行う「合格祈願大祭」。25日に初天神祭、25、26日は初天神(縁日)がある。

宇頭山観音寺(宇頭町、澤親徳執事長)

本堂内には多くの鏡餅が供えられる。元日午前0時から法要と法話、その後甘酒の接待がある。初祈願者先着150組にしゃもじを進呈する。

岡崎天満宮(中町、伊奈徹宮司)

大晦日午後10時から大祓式と除夜祭。元日午前0時から甘酒の接待、2時30分から厄除祈願祭(ご祈祷)、9時から元旦祭。7日午前9時からは家内安全を祈る鷽替(うそかえ)神事。25日午後3時から初天神祭。

猿田彦三河神社(幸田町大草、髙橋岩雄宮司)

元日午前0時から初祈祷、11時から歳旦祭。3日まで甘酒の振る舞いもある。

菅生神社(康生町、児玉隆司宮司)

元日午前0時からお汁粉とお神酒の振る舞い、巫女による鈴祓い、願掛け油揚げと願掛けろうそくの授与。午前0時、7時、10時、午後2時の4回、「1日参り」のご祈祷がある。限定御朱印の授与もある。元日のみの1種類と、3日までの2種類の計3種類。

龍城神社(康生町、畔柳春雄宮司)

元日午前0時からうさぎ汁、お神酒、甘酒の接待や日近太鼓の演奏など。グレート家康公「葵」武将隊も登場する。

六所神社(明大寺町、大竹いつき宮司)

元日午前0時から甘酒の振る舞いがある。11時から宝船福まんじゅうを先着200人に無料配布。19日午後2時からは古神札焼納祭(どんど祭り)とお汁粉の接待がある。