「全てがキラキラ」
光ヶ丘女子高吹奏楽部 米国コンサートに出演
岡崎市大西町の光ヶ丘女子高校吹奏楽部109人が、米シカゴ市で18〜21日に開かれた世界中の音楽指導者・指揮者が集うイベント「ミッドウエスト・クリニック」に出演した。日本の高校生は約5年ぶり、中部地方の高校生としては初めて。(横田沙貴)
イベントには45カ国から約17000人が来場。指導者ら向けのクリニック(臨時講義)をはじめ、主催者側が選定した音楽家やグループによるコンサートもあった。同部は今回の海外バンド枠では最年少の団体だったという。
昨年11月に出演が決定。トランペットコンチェルトの「富士山」、作曲家伊藤康英さん作曲の「ピースピースと鳥たちは歌う」、同部が米国の作曲家ジョン・マッキーさんに依頼して作曲してもらった「翡翠」など10曲を発表した。渡米までに同部が参加した恒例の定期演奏会や各種コンクールでも披露していた。
同部は一連の舞台の目玉アーティストが登場する「プライムタイム」(19日午後8時)に登場。演奏を聴いた約2500人の聴衆からスタンディングオベーションが送られた。最優秀高校生バンドに贈られるという賞「Sudler Fiag of Honor」も受賞した。
渡米した部員の代表9人は25日、岡崎市役所で内田康宏市長に出演時の様子を報告。部長の3年伊藤遥さんは「演奏をやりきった後、舞台から見えた景色は、仲間も観客も、全てのものがキラキラしていて感動した」と振り返った。