岡崎、豊田を駆ける
来年4月7日 東京五輪聖火リレー
来年の東京五輪の聖火リレーの詳細ルートが発表された。愛知県内を駆けるのは4月6、7の2日間。西三河地方は後半の7日で、岡崎、豊田、安城、刈谷の4市を通過する。7日のスタートは豊橋市で、ゴールは豊田市の豊田スタジアム。県の実行委員会が発表した聖火ランナーには、岡崎市出身のタレントの天野ひろゆきさんらが選ばれた。実施時間帯は1月以降、各走者の区間(約200メートル)は3月上旬に発表される。(竹内雅紀)
大手門→桜城橋
岡崎市は6番目。出発予定地は岡崎公園の大手門で、岡崎城を通過して伊賀川河川敷、乙川河川敷を経由して、3月完成予定の人道橋「桜城橋」を到着予定地とする1.9キロ。桜が咲く中でのリレーとなりそうだ。桜城橋では小規模セレモニー(ミニセレブレーション)が行われる。
岡崎市の後は大府市に移り、この日最後となる豊田市に移動する。自治体間の移動は車を使用する。
トヨタ本社工場前や市駅、大橋、豊スタ
豊田市は2ルート。先にトヨタ自動車本社工場本社バスターミナル前を出発し、国道248号を通り「トヨタ町北」交差点がゴールの1.5キロ。この日の最終の後のルートは、名鉄豊田市駅前ロータリーをスタートし、県道342号と豊田大橋を通り、豊田スタジアム・西イベント広場でゴールする1.4キロ。同広場では到着を祝うイベント(セレブレーション)がある。
ランナー42人を発表 最年少は豊田の12歳
県内の聖火ランナーは2日間で、推薦枠と公募枠の42人が発表された。県の実行委員会への割り当ては44人で、残る2人は東京五輪・パラリンピック組織委員会が決定を保留しており、後日発表される。
岡崎市と豊田市の関係者は8人。天野さんのほかに岡崎観光伝道師の俳優佐野勇斗さん、モンゴルからの技能実習生や県内最年少の12歳、女子高生、会社員などバラエティーに富んだ構成になっている。また、練習拠点を豊田市に置く名古屋市出身のフィギュアスケーター宇野昌磨さんも7日のランナーに選ばれた。
一般公募は7、8月に行われ、4034人の応募があった。推薦枠は聖火リレーを実施する自治体からの推薦に基づいて選考された。県の実行委員会によると、スポンサー枠などを含めると2日間で170人以上になる見込みという。