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東海愛知新聞

躍動感と若々しさ

来年の家康行列に佐野岳さん

岡崎市は17日、来年の「岡崎の桜まつり」のメイン行事「家康行列」(4月5日)で、徳川家康役に一宮市出身の俳優佐野(がく)さん(27)を起用すると発表した。市は「躍動感と若々しさがあふれる、若き日の家康公にふさわしい人物」と出演理由を説明した。()

佐野さんは2011(平成23)年に第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。13年に「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」で映画初主演、同年の「仮面ライダー鎧武(がいむ)」でドラマ初主演を果たした。ほかにもドラマ「下町ロケット」、「陸王」などにも出演している。運動が得意で、ドラマでアクションシーンを演じたり、バラエティー番組で高い身体能力を披露したりしている。

行列の主役である家康役は、公募した市民のほか、故松方弘樹さん(06年)や里見浩太朗さん(16年)、松平健さん(18年)といった大物俳優が務めてきた。今回は、名鉄東岡崎駅北東のペデストリアンデッキ(空中回廊)に若き日の家康をモデルにした銅像が11月2日に設置されたことや、若いころの家康が岡崎で過ごしていた時代背景などを踏まえて若手俳優を家康役に選んだ。

内田康宏市長は「佐野さんは仮面ライダーなどの役を演じられ、今後の活躍が期待されている点が、若き日の家康公とマッチしている」と印象を述べ、「家康公は“(たぬき)親父”というイメージを持たれているが、どのころの家康が岡崎にいたか、家康公像も含めてアピールしたい」と話している。

家康行列の実施規模は前年と同様で、行列参加者の募集は来年1月6日からを予定しているという。

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