迎春準備じゃ!
岡崎城 すす払いと門松設置
岡崎公園内の岡崎城で13日、年末恒例のすす払いが行われた。また、大手門前では門松が設置され、新年を迎える準備が整えられた。
岡崎城のすす払いは、天守が再建した1959(昭和34)年に始まった。江戸城ですす払いが行われていたとされることから毎年12月13日に実施されている。
グレート家康公「葵」武将隊の3人と公園を管理する岡崎パブリックサービスの職員2人が参加し、徳川家康の号令で作業開始。1.6〜5メートルほどの竹にオカメササを取り付けた棒で軒下や壁の隙間などをこすり、1年間にたまった汚れを取り除いた。家康も落ちてくるほこりにむせながら陣頭指揮を執った。
作業後、家康は「岡崎城が令和最初の年明けにふさわしい顔になり、すがすがしい気持ちじゃ。新時代初の正月にわしが生まれた城を訪れ、新たな目標に向けた出発地点にしてほしい」と話している。
また、大手門前ではパブリックサービスの職員が高さ約3メートル、幅約0.9メートルの土台2基を入り口の両脇に置くと、紅白のハボタンやマツ、ウメ、ナンテン、センリョウ、クマザサなどを次々と飾り付けた。来年1月15日まで設置。
岡崎城と三河武士のやかた家康館は12月29〜31日に休館するが、来年1月1日から通常営業する。