斜め横断が可能に
今月下旬 康生通交差点スクランブル化
県道岡崎足助線と康生通り(岡崎市道)が交わる「康生通」交差点(同市康生通東1)が12月下旬から、市内では初となるスクランブル交差点になり、斜め横断ができるようになる。現在、県による交差点の改修工事が行われており、2日には岡崎署が変更を知らせる看板を設置した。(横田沙貴)
同交差点は、南北に伸びる県道(片側3車線)と東西方向の市道(片側2車線)が交差。車両用信号、歩行者専用信号が別々に点灯する「歩車分離式信号」の交差点になっている。2017(平成29)年1月から、市民らの要望で「康生北」から現在の名称「康生通」に変更されている。
岡崎署などによると、歩車分離式の交差点でも、斜め方向に横断歩道がない交差点での斜め横断は道路交通法で禁止されている。だが、同交差点では斜め横断をする歩行者の存在が複数確認されている。交差点自体が大きなことや、同市による県への要望活動などもあり、スクランブル交差点化が決まったという。
改修工事では、北東〜南西向きに約29メートル、北西〜南東向きに約25メートルの横断歩道を整備。歩道の角にあるガードレールを撤去し、ボラード(車止めのパイプ状の設置物)の取り付け作業が行われている。
スクランブル交差点化による信号点灯時間の変更はないとされる。また、午後11時〜翌日午前6時までは、点灯時間が昼間と変わるため、スクランブル横断は休止するという。