7度目の正直
額田中1年 林君が空手で全国V
岡崎市額田中学校1年の林諒芽君が、フルコンタクト空手の全国大会「第13回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」の中学1年男子52キロ未満の部で優勝した。同大会7度目の出場で念願の初優勝を果たした。(横田沙貴)
各地区予選や「選抜指定大会」と呼ばれる特定の大会で入賞すると出場できる。林君は今年1月の中部地区予選で3位入賞し、出場権を獲得。同部門には40人が出場し、トーナメント戦で競った。
第1試合で相手を戦意喪失させて1本勝ち。第2試合から決勝までの5試合は、審判5人全員から「技あり」の判定を受けて勝利した。
空手を始めたのは5歳。中学生になり、部活動(弓道部)と学習塾通いを始め、現在は週3回、豊川市、豊橋市などの道場で稽古している。身長163センチ、体重49キロ。体幹の強さが武器で、力強い攻撃や相手の打突にひるまない。また、前回大会の3位入賞の悔しさをバネに、得意の蹴りを出すタイミングや相手への当て方を研究し、勝つための方法を模索したという。林君は「やっと優勝できてうれしい。来年は2、3年生と戦う部門になるが、2連覇を目指したい」と話している。