ヘルシーランチで金賞へ
県立岩津高校の村松花南さんと今庄彩海さん
全国クッキングコンテスト
愛知県立岩津高校調理国際科3年の村松花南さん(岡崎市甲山中学校出身)と今庄彩海さん(豊田市竜神中学校出身)が、新潟県で27日に開かれる「全国高校生クッキングコンテスト」に出場する。同校は4年前に銅賞を獲得しており、今回は金賞を目指す。(横田沙貴)
「外国からのお客様のためのランチ」をテーマに、出場チームの地元食材や新潟県産のコメ「新之助」を使い、1食分の材料費を500円以内に抑えた料理を50分以内に調理する。
応募のあった14校68チームのうち、1次審査(書類選考)を通過した8チームが本選に出場。試食とプレゼンで、料理の創意工夫や郷土の食材の利用、調理効率などが審査される。
2人は「愛知をしってみりん! 満腹ヘルシーランチ」で挑戦。肥満率が高く、高カロリーな食事が多いとされている米国人を対象に和食の5品で構成している。
アサリやレンコン、きしめん、ニンジン、ダイコン、八丁味噌、西尾の抹茶などの愛知県内産の食材を使用。高野豆腐を豚バラ肉で巻いてボリュームを増す、さいの目切りにした野菜で歯応えを強くしてかむ回数を増やすといった工夫がされている。
レシピを考案したのは村松さん。レシピを考えるのが苦手で、3年になってから苦手を克服するためにさまざまなコンテストに応募した。同コンテストは2人で出場するため、クラスメートの今庄さんを誘い、10月から調理の練習を始めた。
村松さんは「外国のお客様をイメージしながら、見た目も美しい料理を作りたい」、今庄さんは「見た目や味、衛生面、調理工程なども気にしながら頑張りたい」と意気込んでいる。