阿知和地区 スマートIC設置へ
東名高速本線と進入路の連結許可
岡崎市が市内北部の東名高速道路沿線への誘致を進めている「(仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジ(IC)」について、国土交通省は同市に高速道路本線と進入路(市道)の連結を許可した。市が造成している「阿知和地区工業団地」の供用開始目標時期の2024年度中の設置・開通を目指す。(横田沙貴)
同スマートICは、岡崎ICと豊田東ICのほぼ中間点付近に設置し、全ての車種が一般道から直接高速道路本線に乗り入れできるようにする。ただし、ETC(自動料金収受システム)搭載車両に限る。花園工業団地周辺の道路混雑緩和、阿知和地区工業団地への企業誘致・雇用促進などの効果が期待されている。本線上の設備はNEXCO中日本が、一般道からの進入路は同市が準備する。
市地域創生課によると、市では2008(平成20)年度から設置に向けて検討を行ったが、いったん中断。2013年度に再開した。誘致活動を行い、2017年度に国の直轄調査が開始、今年9月20日付で市へ連結許可が下りた。
同省中部地方整備局名四国道事務所で10月11日、連結許可書の伝達式が行われ、永田耕之所長から内田康宏市長に許可書が手渡された。式には岡崎商工会議所の太田健介副会頭も同席した。