車線に公共空間
康生通りで来月8日まで社会実験
岡崎市康生通りで8日、街路の魅力や価値を高めることに向けた「グッとくるわ康生社会実験」が始まった。昨年に続き2回目。歩道や商店の軒先活用、シンボルマークを使った景観実験、車道の一部に仮設ガードレールを並べてくつろぐスペースをつくる「パークレット」の設置などを行い、来訪者数や交通量の変化、来訪者らの反応などを調べる。11月8日まで。(横田沙貴)
実験範囲は康生通交差点から籠田公園南の交差点までの東西約330メートル区間の歩道と歩道寄りの車道1車線。店舗前の歩道1.5メートル分の空間を出店や憩いの空間づくりなどに使う。景観実験では岡崎城にある「虫籠窓」をモチーフにしたシンボルマーク入りフラッグやプランターなどを並べ、通りの統一感づくりに取り組む。
パークレットは10カ所設置。駐輪場や地域住民、来訪者らの休憩・交流スペースなどにする。同市康生通東2の「山田カバン店」前には、今回の実験で最も広く、国内最大級となる全長32メートルのパークレットが設置された。
歩道の実験は午前9時〜午後8時。パークレットは終日設置。車線規制は実験終了から4日後の12日までを予定している。実験範囲の東西端には警備員を配置し、康生交番横にはキッチンカーなどが出店する「康生マーケット」もある。
連尺通りで11月24日まで社会実験を実施。午前10時から日没まで、本町通1交差点〜籠田公園北西交差点(東西約300メートル)の歩道の一部にテーブルや可動式街路樹などを置き、生活空間としての活用を調べる。