事業承継と信託
税理士法人岡崎オフィスの2人 全国提案力コンテスト銅賞
東海3県の6つの税理士法人が協力する「ミッドランド税理士法人」岡崎オフィス(岡崎市葵町)の職員2人が、第23回全国提案力コンテスト(日本中小企業経営支援専門家協会主催)で銅賞を獲得した。事業承継や信託をテーマにした“短期決戦”での入賞は、自信につながっている。(竹内雅紀)
コンテストは7月17日午前10時すぎに設問が出題され、その日の午後8時に発表用の資料(A4で17枚)を提出し、翌18日に18分間で対応策を発表する。岡崎からは石原友和さん(43)と下袴田優さん(39)が、刈谷のスタッフと共にチームを組んで参加した。対応策の方向性を1時間ほどで決め、支援可能な両オフィスと連携し資料作りを手伝ってもらい、プレゼンも時間内に完了。審査員の弁護士や公認会計士らの質疑にも応答した。
通常業務では相手とコミュニケーションを取りながら事業承継などを提案するが、今回はペーパーでの問題が相手。不慣れな部分もあったが結果を残した。石原さんは「時間がなく、支援してくれるオフィスとの連携は大変だったが、自分自身の提案の幅は広がったと思う」、下袴田さんは「信託について勉強することができ、いい経験になった。お客様に寄り添った提案という独自性も出せた」と振り返った。