岡崎市甲山中学校生徒が、20日に開幕する「ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会」の日本代表に選ばれた同校出身の田村優選手(30)を応援するため、応援メッセージ入りの横断幕を作成し、このほど完成させた。9日に行われた同校の全校集会で全校生徒777人に披露された。(横田沙貴)

横断幕は高さ約1メートル、幅約6メートル。不織布にアクリル絵の具で「田村優選手　この一蹴に全力を尽くせ!!」という言葉と、ラグビーボールを蹴る田村選手の絵が描かれている。余白には、「甲山の誇り、ガンバレ!」「日本の勝利のためにがんばってください」「ゴールキックの成功率100%　きたいしてます!」(いずれも原文のまま)といったメッセージが書き込まれている。

横断幕の作成は、生徒会副会長の3年田村純大君が、職員室横の掲示板で田村選手を知り、世界の舞台で戦う先輩を応援できればと発案。応援の言葉を形に残すことができ、試合会場に掲げてもらえるようにと、横断幕にした。生徒会長の3年朝倉悠斗君に相談し、美術部に作成を依頼。夏休み中に横断幕に絵と字を入れ、9月2〜6日に全校生徒に応援メッセージを募った。

朝倉君は「横断幕が田村選手の戦う力になればうれしい」、田村君は「田村選手と言えばキック。キックを生かす試合をしてほしい」と話した。

横断幕は後援会を通じて田村選手の元へ届けられる。