熱中症 気をつけて
南公園にドラム缶スプリンクラー
昨年の記録的猛暑に引き続き、岡崎市内では7月の最高気温が36.9 °C、8月が12日現在で37.7 °C(共に市消防本部調べ)と、連日暑い日が続く。市内各地の観光施設では熱中症対策などに追われている。それぞれの現状を調べた。(横田沙貴)
岡崎公園や南公園では、来園者の熱中症対策としてミストシャワーなどを敷地内に設置。来場者だけでなく、着ぐるみなどを着用する職員の熱中症予防のため、気温や湿度などに応じて行事やイベントの開催を見合わせる動きもある。
南公園は昨年7、8月の来場者数が約10万5000人と、前年同期より4万9000人ほど減少。猛暑が原因とみており、今年は来場者が過ごしやすくなるようにと対策を強化した。遊園地なかよしの塔前広場には、職員が造った「ドラム缶スプリンクラー」を置いた。高さ1.2メートルのドラム缶の上にスプリンクラーを取り付け、半径約6メートル内に散水。来園した子どもが飛び散る水に喜ぶ姿が見られる。
また、園の顔の観覧車は、かご内の気温が40 °Cを超える日もあり、気温上昇時は運行を休止。さらに表面が直射日光で高温になりやすい滑り台などステンレス製遊具を利用できないようにした。
市保健所では熱中症対策として
- 小まめな水分補給
- エアコンなどの空調設備の適正利用
- 日頃の体調管理
―を呼び掛けている。
また、環境省ホームページ内熱中症予防情報サイトで暑さ指数(気温や湿度、放射熱などから割り出された熱中症リスク予防のための指標)を公表しており、活用を呼び掛けている。