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東海愛知新聞

チーム一丸で勝利を

岡崎JVC 男女混合でバレー全国大会へ

小学生のバレーボールチーム「岡崎JVC」が、6日から9日まで東京都などで開かれる「第39回全日本バレーボール小学生大会全国大会」(男女混合)に出場する。

今年は来年3月31日で6年生が抜けて所属人数が大幅に減少する見通しと、選手を育ててきた長谷川雄一監督が肩の負傷で手術を余儀なくされる事態が重なった。チームの存続が懸かる中、これまでの「女子」から、男子を加えた「男女混合」にエントリーを変え、通算4度目の全国大会に臨む。

通院で一時的にチームを離れざるを得なくなった長谷川監督の指導がないまま予選の西三河大会と県大会を迎えたが、共に優勝して全国大会に駒を進めた。「子どもの集中力と保護者のサポートが勝利を呼び寄せた」(長谷川監督)という。

チームの底力は徹底した基礎練習に加え、試合での技術的なミスを克服する「追い込み」にある。昨年は身長167センチの選手もいたが、今年は最も高くて152センチの小柄な布陣。165〜170センチが珍しくない全国では、コートのレフト・ライトラインの瀬戸際を狙う「コース打ち」のサーブと、ブロックの隙間をかいくぐるアタックが“武器”だ。

昨年は予選敗退。主将で安城市二本木小学校6年の川澄樹君は「全員で常に声を出し合い、練習の成果を発揮したい。相手にとって厳しいコースのアタックとサーブの攻めで、1点1点を大切にしながら優勝を目指す」と意気込む。

長谷川監督がチームを設立して10年。チームを巣立った中には、全国高校総体に出場したり、日本代表ユース・ジュニアに選出されたりしたOGもいる。しかし今年のチームは岡崎市と安城市の4〜6年8人。このうち主力の6年5人が抜けた後はわずか3人になり、試合も成立しなくなる。

長谷川監督は「子ども、保護者、指導者が信頼で1つにならなければ勝てない。これが最後のチームになるかもしれないが、勝利以上に、大会が終わる瞬間まで子どもに寄り添うことを大切にしたい」と目を細める。()

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