新しい時代の幕開け
きょう 家康公夏まつり花火大会
岡崎城下家康公夏まつりの「花火大会」がきょう3日、岡崎市の中心部を流れる乙川・矢作川河畔で開かれ、約2万発の花火が夏の夜空を彩る。71回目の今回は新時代の幕開けを記念し、一部プログラムを見直したり、パブリックビューイング会場を増やしたりしている。同市、岡崎市観光協会主催。(横田沙貴)
午後6時30分ごろから「オープニングステージ」。乙川沿いの桟敷席の正面に設置された水上ステージで同市出身のジャズボーカリスト今岡友美さんが熱唱する。
6時55分ごろから桟敷正面で水上スターマインと連発式の小型煙火による「開幕大花火」と「大スターマイン」でスタート。名鉄東岡崎駅北に整備中のペデストリアンデッキに設置される徳川家康の銅像をイメージした仕掛け花火、水面を漂う「金魚花火」、約120メートルにわたって1列に並べられた大筒から一斉に火柱が噴き上がる「大のし」などが次々と点火される。
岡崎花火組合による恒例の「百花園コンクール」は、「百花園三河花火の極み」にリニューアル。これまで組合員の5社が技をそれぞれ披露していたが、今年からは組合員が持ち回りで技術の粋を集めた花火を披露する。今回は挙母煙火と磯谷煙火工場の2社が「新しい時代を迎えて『令和』の花火」をテーマに打ち上げる。
8時43分ごろからはフィナーレに向けて、ミュージックスターマイン、四、八、十号玉の打ち上げなどが次々と展開され、約5分間にわたるメロディースターマイン「THE LAST FIREWORKS」で締めくくる。
平行して「菅生神社奉納花火」もあり、鉾船での手筒花火、金魚花火などの奉納がある。
雨天決行。開催情報は「夏まつり情報」(0180―99―1133)で、きょう11時から確認できる。会場周辺では午後1時から午後10時まで、段階的に交通規制が行われる。同市公式観光サイト「岡崎おでかけナビ」、FMおかざきでも花火の情報を発信する。
主催者は熱中症対策として、昨年に引き続き午後4時15分ごろから会場周辺の3カ所に簡易冷房(スポットクーラー)や救護所を設置する。
花火のパブリックビューイング会場は、岡崎公園多目的広場に岡崎中央総合公園を加えた2カ所。もともとビューポイントの1つとして知られていた中総のプロムナードに大型画面を設置する。また、中総では屋台や縁日などが楽しめるイベント「三菱トワイライトサマーFES」(午後5〜9時)も同時開催。入場無料で一部催しが有料。