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東海愛知新聞

地下17メートルの世界へ

六名雨水ポンプ場工事現場見学会

岡崎市上下水道局は8日、真宮町の六名雨水ポンプ場放流渠(下水道管)シールド工事現場で、近隣の小中学生、高校生、大学生らを招く体験型現場見学会を始めた。ポンプ場や下水道の役割を知ってもらい、次世代の技術者育成につなげようと企画。16日までに約350人が参加する。()

今回の工事では、トンネル工事で使われる「シールド工法」を採用。円柱形の機械で直径約3メートルの穴を掘り、同時にコンクリート製のパネルを組み合わせて壁面を覆っていく。同局によると、6日現在でポンプ場までの527メートルのうち、420メートルほど掘り進んだ。

この日は竜海中学校2年の32人が参加。生徒は立坑と呼ばれる直径10メートルの縦穴を降り、地下約17メートルの工事現場へ移動。六名本町のポンプ場建設現場に向けて東に掘り進む下水道管の中を約180メートル進んだ。

松井和冴君は「こんな巨大な施設が自分たちが住む地域の地下にあると思っていなかった。ポンプ場が完成すれば安心して暮らせると思う」と話した。

同ポンプ場は浸水被害対策で2016(平成28)年度に着工した。雨水がたまる六名本町の地下貯留池に、集中豪雨などで貯水池の容量を上回る雨水が流れ込んだ場合、ポンプで乙川に放出する。

ポンプ場関連工事は22年度までに全ての設備が完成する予定。

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