身近な場所の活用を
26日 籠田公園リニューアルオープン
岡崎市籠田町の籠田公園が26日、改修工事を終えてリニューアルオープンする。同日夕方からは地域住民による祝賀会、28日午前9時からは周辺7町内会が合同で行うオープニングセレモニーがある。市役所で2日に行われた定例記者会見で概要が発表され、内田康宏市長は「身近な公園としてこれまで以上に活用してほしい」と話した。(横田沙貴)
公園の面積は6800平方メートル。園内の南側「エントランスの広場」、さまざまな樹木が植えられた東側「緑陰の広場」、遊具や四阿、噴水などがある西側「『まち』の縁側空間」、芝生が植栽された中心部の「芝生の広場」の4区画で構成。園内にはキッチンカーが乗り入れできるスペースや電源施設12基などを用意し、各種イベントに対応できるようにする。
園内で東海道岡崎城下二十七曲りがあったとされる場所を、特殊な塗装を施したアスファルトで舗装。これまで園内東側に設置されていた常夜灯は二十七曲り沿いに移設した。また、町屋をイメージした四阿やパーゴラ(日陰棚)には高照度の照明を取り付けた。
同公園の整備事業は桜城橋や名鉄東岡崎駅東のペデストリアンデッキ(空中回廊)などの整備を通じて、地域活性化につなげることを目的とする乙川リバーフロント地区公民連携基本計画「QURUWA戦略」の一環。QURUWA戦略関連の整備事業で施設が完成するのは同公園が初めて。
昨年8月に着工。今年3月末に完成予定だったが、過去の公園整備事業で出た建築廃材や籠田公園地下駐車場工事の時に埋められた資機材、想定より厚みや強度が高かったコンクリートブロックなどの撤去で工期が約4カ月延長した。総事業費は約5億4,000万円の見通し。