本庁舎内と敷地内禁煙
西尾市役所 7月から 健康増進法改正施行に伴い
西尾市は健康増進法改正の施行に伴い、7月1日から市役所本庁舎建物内と敷地内にある7カ所の喫煙場所を廃止する。受動喫煙対策の一環として、行政機関などが敷地内禁煙になる法改正施行日に合わせた措置。建物内にも喫煙場所があり、喫煙者に比較的“寛容”だった同市も対応を迫られた形だ。
廃止されるのは、本庁舎1、3、5、6階(6階は2カ所)の5カ所と敷地内レストラン棟の2カ所。2008(平成20)年度に新設された現本庁舎は1〜6階の各階に喫煙室が設けられていた時期もあった。
同法では、通常人が立ち入らない場所や喫煙所明記の標識掲示、明確な喫煙区画を条件に「特定屋外喫煙場所」の設置を許可している。同市では本庁舎東側の水道庁舎北側にコンテナハウス(約8平方メートル、100万円)を設けた。灰皿が1つ設置され、1度に4、5人が入れる。利用時間は開庁日の午前8時〜午後6時で、それ以外は施錠される。
岡崎は立体駐車場の屋上に“移動”
11年4月から屋内禁煙を実施している岡崎市役所では現在、東立体駐車場と西庁舎に隣接する3カ所に屋外喫煙所を設けているが、今回の法改正施行により撤去し、東西の立体駐車場の屋上に1カ所ずつ設置する。
豊田市は市役所南庁舎敷地内にある屋外喫煙所を改修して特定屋外喫煙場所に変更。10年6月から庁舎内・敷地内の全面禁煙を実施している幸田町では、特定屋外喫煙場所は設けない。(竹内雅紀)