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東海愛知新聞

職人技とアニメの融合

家康館と岡崎城 ヱヴァと日本刀展スタート

人気SFアニメと日本刀がコラボした巡回企画展「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」が15日、岡崎公園内の三河武士のやかた家康館岡崎城で始まった。岡崎市では2012(平成24)年以来7年ぶり2回目の開催。作中の世界観やキャラクターの魅力などを表現したコラボ作品26点や複製原画などが展示されている。8月27日まで。()

題材は、1995(平成7)年に放映されたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめとしたシリーズ作品。少年少女が人型巨大兵器「エヴァンゲリオン」(エヴァ)を操って謎の怪物「使徒」と戦いながら成長していく物語。

今回は、家康館の第1展示室と特別展示室、岡崎城の3カ所で、日本刀の作り方や変遷を紹介するコーナー、各会場で人気を集める「ロンギヌスの槍」(長さ332センチ、重さ22.2キロ)などのコラボ作品展示などが行われている。

特別展示室では、新作を含むコラボ作品を展示。目玉は、14年に制作され、岡崎初公開の薙刀(なぎなた)刀野薙(なたやなぎ)」。エヴァのメカニックデザイナー山下いくとさんが同展のために考案した。長さ147.4センチ(うち刃渡りは69.3センチ)の刀身に主人公が乗り込むエヴァと同じ紫色に塗装された持ち手が取り付けられ、台座にくぎで固定された状態で披露されている。

来館者は職人技とアニメの世界が融合した力作をじっくりと鑑賞。コラボ作品の制作に当たった全日本刀匠会の職人は「どのようにエヴァの世界を表現しているかに注目してほしい」、同館担当者は「エヴァと日本刀の織りなす世界を楽しんで」と話している。

同館ではグッズ販売コーナーも。岡崎会場限定のオカザえもんとのコラボピンバッジは初日の時点で残りわずかという。また、アニメに登場する「葛城ミサト」役の声優三石琴乃さんによる音声ガイドの貸し出し(1回500円)、職人による「銘切り」実演などもある。

2館共通の入館料は、大人(中学生以上)510円。小人(5歳以上)270円。特別展示室への入室は別途200円(5歳以上)が必要。問い合わせは、同館(24―2204)へ。

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