エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

強い思い 魅せる技

岡崎市美術館で3つの展示会

岡崎市美術館で3つの展示会が開かれている。アクリル画の個展と多ジャンルの総合展、ガラス作品展で、作者の強い思いと個性的な技法で来場者を魅了している。いずれも9日まで。()

韓国出身の金さん アクリル画の個展

韓国出身で同市井田町在住の金信子(キム シンザ)さん(66)のアクリル画個展は毎年この時期に開催しており、今年で13回目。6〜80号まで額縁なしの40点を飾っている。

「日常生活で思ったこと、私の心で描いた作品」と金さん。1992(平成4)年に来日し、絵を描き続けてきた。最大サイズ(80号)の「沈黙の歳月」など3作品は6月に完成したという。いろいろな色を重ねて塗ったり、消したりを繰り返して満足のいく出来を追求する日々。カラフルな作品は「自分の心の豊かさの表れ」と断言する。

多ジャンル 大地と風展

26回目となる「大地と風展」には愛知県内を中心とするプロ・アマ作家47人の105点が展示されている。ジャンルは洋画、日本画、水彩画、書、写真、彫刻、陶芸、手工芸、デザインなど幅広い。

元教員で101歳の女性の「夏も近づく八十八夜」で始まる書作品は今回が初出品となるが、年齢を感じさせないしっかりした運筆に感心する来場者も多い。立体的なシャドーボックスや50号の抽象画なども際立つ。

ガラス作品 きらめき展

岡崎ガラス工芸愛好会の「第23回きらめき展」には会員18人が、岡崎市高隆寺町にあるガラス工房「葵」で制作したガラス作品を1人約20点ずつ並べている。

吹きガラスを中心に板や粒のガラスを重ねて焼く「フュージング」や型にガラスを詰める「パート・ド・ヴェール」、ガラスに砂を吹き付けて模様を彫る「サンドブラスト」といった手法によるコップや花瓶、皿、箸置き、風鈴などで会場内が清涼感に包まれている。

ページ最初へ