外国人児童らに役立てて
岡崎 六本木が小型自動翻訳機寄贈
岡崎市中町で洋風懐石料理店などを経営する六本木が14日、創業45周年を記念して市に自動翻訳機「ポケトーク」50台(150万円相当)を寄贈した。外国籍や帰国子女など、日本語がほとんど話せない児童・生徒が在籍する小中学校に配布され、授業や学校生活の補助に役立てられる。(横田沙貴)
ポケトークは74言語に対応した小型自動翻訳機。インターネット回線を利用して、話し掛けた言葉を翻訳。本体の液晶画面に文面を表示し、音声を再生する。
市教育委員会によると、市内の全児童、生徒3万3171人のうち、外国人は843人。六ツ美西部小や竜美丘小などに多く在籍しているという。
竹内桂子社長は租税教室や趣味のよさこいの指導などで子どもや教育関係者と顔を合わせる機会が多く、教育分野で役立つ品を贈りたいと考えた。
竹内社長は「学校生活ではコミュニケーションが児童と生徒にとって一番大切。役立ててもらえたらうれしい」と話していた。