原画や版など200点
おかざき世界子ども美術博物館 おさるのジョージ展
人気の絵本シリーズの巡回企画展「おさるのジョージ展」が、おかざき世界子ども美術博物館で開かれている。会場には、「ひとまねこざる」(原題・Curious George)シリーズの原画や同シリーズを元にしたアニメーション作品の資料など約200点が展示されている。5月26日まで。
「ひとまねこざる」は1941年に米国で誕生。作者はドイツ出身の絵本作家ハンス・アウグスト・レイ、マーガレット夫妻。子ザルの「ジョージ」が都会にやってきて、さまざまな騒動を起こしたり、冒険したりする物語。日本では54年に出版された。98年から米国で新シリーズが登場。99年に日本に入った際に題名が「おさるのジョージ」と和訳され、アニメ作品でも起用された。
同館を含む国内6会場で実施する巡回展。中には日本初公開となる作品もある。来場者は水彩絵の具で描かれた色彩豊かな原画や、ハンス自身が制作した色分け版(多色刷りのための複数の版)など貴重な資料を楽しんでいた。また、絵本の表紙型立体物や、ジョージの等身大人形などもある。
一般(高校生以上)600円。小中学生100円。市内の小中学生は無料。問い合わせは、同館(53―3511)へ。(横田沙貴)