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東海愛知新聞

伊賀川が優秀賞に

土木学会デザイン賞で

岡崎市内を流れる伊賀川がこのほど、2018年度の「土木学会デザイン賞」の優秀賞を受賞した。国内の公共空間(施設)や土木構造物の優れた空間デザインを顕彰するもので、愛知県が行った河川改修が主な対象となった。県管理の河川関係では2007年度以来11年ぶりの優秀賞。()

08年8月の「平成20年8月末豪雨」の甚大な被害を受けて始まった「床上浸水対策特別緊急事業」の一環で、三清橋から上流2.4 km区間の改修が行われた。受賞対象となった区間は、三清橋〜瀧見橋の490 m。災害復旧工事という時間的な制約がある中で、川にとってゆとりのある空間を作った。それにより、川底には瀬と渕、水際には植物が形成され、稚魚が群れをなして泳ぐようになり「川を生き返らせた川づくり」などと評価された。

全国23件の応募の中で「伊賀川 川の働きを活かした川づくり Space for River」は最優秀賞(3作品)に次ぐ賞に選出。建築設計関係者と県、植樹や遊歩道を整備した市、草刈りなど行う地元の「伊賀川を美しくする会」などが受賞した。

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