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東海愛知新聞

宿泊客の消費が増加

岡崎市 17年度観光白書を作成

岡崎市はこのほど、2017年度の市内の観光の動向について取りまとめた「岡崎市観光白書」を作成した。市内の観光施設23カ所の観光客数が393万8337人であったことや、宿泊者数などが具体的にまとめられた。市役所西庁舎1階の市政情報コーナーや観光推進課、市ホームページなどで閲覧できる。

経済効果325億円

市が06年3月に策定し、17年3月に改訂した「岡崎市観光基本計画アクションプラン」の一環で初めて作成。20年度までの実施期間の目標値と実績から観光施策の効果を検証した。基準年は家康公顕彰400年記念事業(15年)や市制施行100周年記念事業(16年)などがなかった14年度。経済効果は325億円で目標値(404億円)の達成率は80.4%だった。

観光客1人が市内で使用した金額「観光消費額」は、宿泊客の総消費額が20,921円(基準年比129%)で、特に、土産購入費(3,140円、149.7%)、飲食費(6,957円、178.8%)が増額した。日帰り客は4,394円(同75.3%)と減少傾向で、入館料・施設利用料・体験料(422円、51.4%)ほぼ半減した。

岡崎公園の外国人旅行者数は2637人で、基準年(875人)の約3倍に。特に花見シーズンの3、4月にピークを迎えた。

各項目はイベントの来場者アンケートやウェブアンケートなどから結果をまとめた。同計画実施期間の20年度まで毎年同白書を発行する。()

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