団結力、絆を深めて
連尺小 あす縄跳び日本一決定戦
岡崎市連尺小学校の6年2組36人があす9日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開かれる小学生の縄跳日本一決定戦「全日本なわとびかっとび王選手権」(NHK・NHKエンタープライズ主催)の決勝大会に出場する。
選手権にエントリーできるチームの編成は「1チーム40人以下の学級・学年」が条件で、同組は小山雄嗣君ら4人をリーダーに今年4月に練習を開始し、1次予選のビデオ審査では同組を含む8チームが通過した。10月に行われた2次予選は主催者による立ち合い審査で、決勝大会に進出した同組と北海道、兵庫県、佐賀県の4チームに絞られた。
同校で初となったエントリーは、6年を初めて受け持った担任の加藤駿教諭が決めた。加藤教諭は「出てみたいと思っていて、この子たちなら決勝大会まで進出できると予想していた」と話す。また決勝大会に臨む児童に対し、「個々の役割を確実に果たそうとすることで生まれる団結力がある。結果の行方よりも、小学校生活の最後に学級の絆を深める大会にしてもらいたい」と話す。
4人のリーダーが自主的に練習メニューや練習スケジュールを考え、学級内で密な話し合いを重ねながらチームのまとまりを図ってきた。競技は跳んだ時に縄に引っかかって中断しても再スタートができ、1分間に跳んだ累計回数を競う。「1人ずつ」が跳んだ回数の計測ではないため、同組は4、5人のグループが一斉に跳ぶ戦法。例えば縄を1回しした時に、5人が一斉に跳んだ場合は、跳んだ回数は「5回」として計測される。これまでの最高記録は400回余りだ。
小山君は「声出しで互いを高め合い、練習を始めたばかりのころと比べてチームにまとまり、緊張感、気合が生まれた。『全国制覇』に届く実力だと思う」と意気込んでいる。
決勝大会の模様は、NHK総合テレビで26日午後7時30分から全国放送される予定。(今井亮)