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東海愛知新聞

省力・効率化で収穫増

岡崎の二村さん 農林水産祭全国3位

岡崎市の農業二村(にむら)誓也(ちかや)さんがこのほど、家族で行う大規模水田経営と高品質・高収穫の麦生産に関する取り組みが評価され、「平成30年度農林水産祭」の表彰で農産・蚕糸部門の全国第3位に当たる日本農林漁業振興会長賞を受賞した。二村さんは28日、内田康宏市長に受賞を報告した。()

2017年8月〜18年7月に全国で行われた農業関連の表彰行事で農林水産大臣賞を受賞した512点を農産・蚕糸、園芸、畜産といった7部門ごとに審査。上位から天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会長賞が贈られた。二村さんは「平成29年度全国麦作共励会」で農林水産大臣賞(農家の部)に選ばれ、参加資格を得た。

六ツ美地区にあるほ場約25ヘクタールで愛知県が開発した「きぬあかり」を中心に3品種を栽培。トラクターに取り付けて複数の農作業を行う農器具や産業用ヘリコプターなどを導入して省力・効率化を進め、綿密な作業計画を立てて収穫量の増加につなげた。10アール当たり収穫量が620キロ、きぬあかりだけでは685キロと、県内平均(473キロ)を3割ほど上回った。

二村さんは23歳で脱サラして農業に転身。現在は妻や母、長女とその夫と小麦や水稲、大豆を生産している。「うれしい。次は天皇杯を目指して頑張りたい」と話した。

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