交流拡大を推進
岡崎市 東京五輪・パラのホストタウンに
岡崎市がこのほど、2020年の東京五輪・パラリンピックに出場する国・地域との交流を推進する「ホストタウン」として内閣府に登録された。今後は中国のホストタウンを務め、友好都市の呼和浩特市を中心に親交を深める各事業を展開する。(横田沙貴)
ホストタウンは自治体が友好都市提携を結んでいたり、共通点があったりする参加国・地域を対象に、出場選手の応援や文化交流イベントなどを行い、人的、経済的、文化的な相互交流を図る。事業費は国が最大で半額を補助する。10月31日現在で日本の250自治体、愛知県内では名古屋市や豊田市など6市町が登録されている。
岡崎市は10月31日付で登録。今後は呼和浩特市との中学生の相互交流復活、岡崎市観光協会が10年ごとに実施していた市民ツアー「呼和浩特友好の翼」の2020年からの隔年開催、岡崎出身の五輪選手と市民の交流、呼和浩特出身の選手の応援などを計画している。また、五輪・パラリンピック終了後も各事業を続ける。
市国際課は「ホストタウン登録が、交流の幅を広める足掛かりになれば」と期待を寄せている。
きょう15日には、首相官邸で行われる「ホストタウン首長会議」に内田康宏市長が出席する。同会議では、既に行われているホストタウン活動の実例報告やホストタウン同士の交流、情報交換などが行われる。