仕事、育児の両立支援
岡崎市 すくすくメンター制度開始
岡崎市は23日、女性職員の仕事と育児の両立を支援する「すくすくメンター制度」を開始した。育児中の女性職員「メンティ」が育児休業を経験した主任主査以下の女性職員「メンター」に相談できる環境を整える。(横田沙貴)
メンターが自分の経験をメンティに伝えることで、メンティの不安や悩みの解消・軽減、モチベーション向上などを目指す。また、メンターの人材育成意識向上、スキルアップにもつなげる。メンターは登録制で、23日現在で28人が登録しているという。
開始日のこの日は、メンターを対象にしたスキルアップ研修が同市役所で開かれた。メンター20人が実践を通じて傾聴や分かりやすい話の伝え方などのコツを学んだ。
市人事課の担当者は「仕事と育児の大変さを知る各部署のメンターが、困っている後輩を助けてあげたいという思いで協力してくれている。これを機に、部署や上下関係にこだわらない“斜め"の関係構築につながれば」と話している。
今後は市が定期的に仕事と育児に関する情報提供や研修、自由に情報交換できるミーティングなどを開く。