交流深めるスイング
ウッデバラ発祥バンドがコンサート
岡崎市との姉妹都市提携50周年を迎えたスウェーデン・ウッデバラ市で誕生した「ボーヒュスレーン・ビッグバンド」が15日、岡崎市竜海中学校で、ジャズの出前コンサートを披露した。岡崎市の姉妹都市提携50周年記念事業。
ビッグバンドのメンバー16人が、「シング・シング・シング」や「A列車で行こう」、「ピンクパンサー」、映画の主題歌のほか、ジャズ調にアレンジした同校の校歌など11曲を演奏。最後を締めくくった「ルパン三世のテーマ」では、同校の吹奏楽部(2、3年49人)と共演した。
コンサートの開演前には、ビッグバンドと吹奏楽部が音合わせを兼ねてリハーサル。指揮を取っていたトランペット担当のヤーン・エリアソンさん(59)は、生徒の演奏技術について「音程がきれいで、レベルの高さに驚いた」と話していた。
ボーヒュスレーン・ビッグバンドは、1720年にウッデバラ市で結成されたスウェーデン陸軍の軍楽隊が起源。軍楽隊のメンバーが50年代に結成した「ウッデバラ・ビッグバンド」が、現在のビッグバンドの原形となった。
ビッグバンドは15年前の姉妹都市提携35周年の際にも来岡し、岡崎市シビックセンターで中学生を対象にしたクリニック(演奏指導)やコンサートを行った。(今井亮)