観光充実にも助言を
オカビズ開設5年振り返り
岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)内にある岡崎ビジネスサポートセンター(オカビズ)が開設から5年を迎えるのを前にした27日、市役所で、オカビズを共同設置した同市の内田康宏市長と岡崎商工会議所の大林市郎会頭、秋元祥治センター長がこれまでを振り返った。
2013年10月1日の開設以降、毎年相談件数を伸ばしてきたオカビズ。5年目は過去最多の約2900件以上、5年間の累計相談件数は1万1000件以上になる見込みという。
秋元センター長は相談件数が伸び続けている要因について「8割が口コミで広がった」と説明。今後について内田市長は「ものづくりに支えられた上で目指す観光産業都市の実現には、おいしい食べ物や土産、サービスにつながる決定打となるアドバイスが必要」、大林会頭は「観光は全国各地で打ち出されている中、岡崎が特筆して光る見せ方を工夫し、岡崎でお金を使ってもらえる観光客の誘致につなげてもらいたい」と期待を寄せた。
6年目以降について、秋元センター長は、市の重点施策である中心市街地活性化への参加をはじめ、オカビズが部会や女性・青年部、会員企業を対象に出張相談やセミナーを行う同商議所との連携などを目標に挙げた。(今井亮)