岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)ホールで23日、NPO法人岡崎ジャズストリート主催の「第6回ジャズヴォーカルコンテスト」が開かれた。11月3、4日に市内で開催される「岡崎ジャズストリート2018」のゲスト出演権を懸けて、全国から集まった10人が美声を披露。審査の結果、兵庫県の男性ボーカリスト・大西がくさんがグランプリに選ばれ、権利を獲得した。(大山智也)

コンテストには、全国のジャズボーカリスト62人から音源の応募があり、審査によって本選出場の10人を選出。昨年行われた第5回の本選出場者2人を含む女性9人、男性1人が1人2曲を歌い、音程やリズム感、歌詞の発音など複数項目の審査が行われた。

クラリネット奏者の花岡詠二さんをはじめとする審査員らの前で、出場者は「When You Wish Upon a Star」や「Autumn in New York」などを披露。ピアニストの菅沼直さん率いるトリオがバックバンドを務め、出場者の歌声を引き立てた。

審査終了後、花岡さんが入賞者を発表。グランプリに大西さん、準グランプリに大阪府のはいどらんじあyocoさん、審査員特別賞に愛知県のAsamiさんが選ばれた。講評では、審査員の意見が割れるなど出場者の実力が拮抗していた中、コンテストという場で平常心を保って歌声を披露したことが入賞の一因となったことなどが伝えられた。

コンテストでは、花岡さんや菅沼さんらによるスペシャルライブも実施。大西さんは、11月4日午後4時開演の岡崎城二の丸能楽堂第4ステージに登場する。