エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

早くも秋の味覚

幸田 筆柿の出荷始まる

全国シェア95%以上を誇る幸田町の特産品「筆柿」の出荷が19日、始まった。同町六栗のJAあいち三河幸田営農センター内の西三河選果場では一足早い秋の味覚を消費者に届けるため、早朝から職員が出荷作業に追われた。

筆柿は1本の木から甘柿と渋柿がなる「不完全甘柿」で、同町と西尾市の一部地域の68人が栽培している。1983(昭和58)年から同所で合同選果を行っている。

初日は18日に収穫された筆柿7.8トンに傷や色むらなどがないか職員の目視で確認した後、光センサーを使った選別機で甘柿か渋柿かを判定した。甘柿を7.5キロずつ箱詰めし、この日のうちに東京都や大阪府、長野県、名古屋市などの各市場に向けて送り出した。

同選果場運営委員会によると、今年の収穫量は豊作だった昨年の約7割を見込んでおり、約490トンの出荷を目指す。実の大きさや糖度は例年並みだが、強い日差しの影響で色付きにむらがあるという。この地域にも被害をもたらした台風や猛暑の被害はなかった。

収穫と出荷は11月上旬まで行われ、1日当たり約30人が選果を行う。10月15日前後にピークを迎える予定。町内では、JA幸田憩の農園(大草)と道の駅「筆柿の里・幸田」(須美)で販売される。また、両施設では6、7の両日に筆柿販売イベントが行われる。

ページ最初へ